こんばんわ!
ドウラードスの東 颯馬です。

先月実はパラグアイの大会にドウラードスの子供とポンタポランの子供達を連れて参加してきました。
そこで、今回は私が観て感じたパラグアイの野球について書いていきたいと思います。

パラグアイではブラジルよりも野球人口が少ないようで年に2回しか大会がないそうです。そのうち今回は冬の大会がピラポ市で行われました。ピラポ市は日本移住地で看板に日本が書かれていたり、日本の物が売ってるスーパーなどがありました。

大会の日にはとても寒く朝は05度になっていたので、ブラジルとは大違いな寒さでした。他にもパラグアイの大会とブラジルの大会ではいくつか違う点がありました。まず、1番驚いたことがどこにいっても日本語が通じること!
日系人の子供から大人までみんな普通に日本語
を話していました。子供までペラペラなのはすごいなと思いました。

また、野球をしているのは9割が日系人でパラグアイ人1割といった感じでした。色々話を聞いたら20年前ぐらいまでパラグアイの日系人の方達はパラグアイ人の人達とあまり交流をしていなかったので、日本の文化や生活習慣が根強く残っているそうです。

その名残でパラグアイの大会では各チームがお弁当を作って持って来ており、ブラジルのように大会主催の地域の方達がご飯を用意することはほとんどありませんでした。久しぶりに本当に日本をたくさん感じる事ができました。


大会の結果は小学生の部ではなんと!​優勝!!しかも、決勝戦では子供達が​完全試合で勝利してすごい試合でした。ほとんど三振でピッチャーだけで勝ったような試合でした。といってももちろん他の子供達も頑張って得点を入れてくれたし、全てが三振というわけではないのでしっかりと守ってくれました。

完全試合したからチームが強い!!???
と思っている人もいるかもしれませんが、正直なところ大会全体的にレベルが低いのでいいピッチャーが1いたから完全試合をする事ができたというのが、正直な感想です。どのチームも守備ではエラーはとても多く、バッティングもボールに当たらないといった感じでした。また、人数が少ないのもあり、とても小さな子が出場していたりしていました。

1316歳の部ではエラーはあるものの小学生よりは試合になっていました。しかし、まだまだどのチームも練習が必要だという印象を受けました。1316歳の部の決勝戦もすごい試合でした。同点で延長に入り先攻のチームが2点取りもう終わるかとみんなが思っていたら、後攻のチームが同点ホームランを放ち再び同点になり日も暮れて普通は7回で終わるところ9回を戦い翌日再試合になりました。決勝戦はロースコアで両チームともにいいプレーが出たりして面白い試合でした。

今回パラグアイの大会を観てレベル的にはブラジルの方が上だなと思いました。色々な話を聞いているとあまり練習をやっておらず、大会前だけやっているとか子供が少ない、先生がいないなどの問題があるようでした。また、ブラジルと同じく子供が練習に全然来ないということもよくあるみたいです。同じ南米で似ている点もあれば違う点もありおもしろいなと感じました。今回は日本、アメリカ、ブラジルとも違ったパラグアイの野球を観ることができて勉強になりました。


優勝おめでとう㊗️🎉
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